ロバート・ソマー 『人間の空間 デザインの行動的研究』について

建築や公共空間・インテリアなどにおける人間の心理と行動の関連を描いた古典。いわゆる建築の工学化、道具主義化は60年代ごろからすでにはじまっていたことがよく見て取れる1冊。その後空間の工学的な言説はどんどん盛り上がりを見せていき、そこでの言説は例えば2000年代のレッシグを代表とするアーキテクチャ論や、行動経済学などにも波及していくことを考えるとますます興味深い一冊。本書ではとりわけ、教室・酒場・ホテルなどにも言及がされている点もユニークだなと思う。